県塾HPトップ

新着ブログ

ホーム > ブログ一覧 > 中学生の自由研究(理科)

中学生の自由研究(理科)

2019/08/20

昨日
中学2年生の仲良しA君とB君が
我が塾で、夏休みの課題である理科の自由研究
することになりました

彼らのテーマは【酸化カルシウムの発熱】に関してです
そんな中に小学生のC君も加わって
楽しそうに実験を始めました

丸々2時間をかけて実験を終えたのですが
誰もが真剣に実験に取り組むんです

その様を見ていて、改めて思ったんですが
日々の、他者から与えられた勉強が
いかにお子さん自身のテンションを下げているか

ということです

今回の彼らの実験は
彼らが自由に決めて
彼ら主導で行った実験であり
彼らの今持ち得る全知能と精力で
『ああでもない、こうでもない!』と
事を進めていました

どこにもレールは敷いてないんです
自分たちで、実験方法を一から
考えて、失敗をくり返しながら
結論を導くのです


【過不足なく反応する】という
机上の論理の空しさが
彼らを悩ませたようです


ごく少量の水10ccを60gの酸化カルシウムと混ぜる
という、【一見、机上の計算では何でもないことが】
実験では、上手くいかないんです

超微量の10ccが6倍の多量の酸化カルシウム
とまんべんなくなんて混ざらないんです


また、混合棒で少しずつ混ぜながらやるのか?
一度に水を加えてから混ぜるのか・・・?

さて、現場の詳細をここで再現するのは
なかなか難しいものがあるので
省略しますが・・・・。

とにかく彼らは
自分たちで色々と工夫を重ねるんです
・・・・この光景が
何とも言えず、誇らしい姿に映りました

手取り足取りの上から目線の実験(学習)だったら
どれほど“つまらないものに”なっていたかと
思うと、実験後の彼らの満ち足りた顔が
よけい、美しく見えました

良い体験を見せてもらえました

<一覧へ戻る